sf映画「ヒドゥン」は1987年にアメリカ合衆国で公開されましたカルト映画の傑作。

(最初に言っちゃってすいません)

日本公開は翌年1988年10月29日。

sf映画「ヒドゥン」は1988年第16回アボリアッツ国際ファンタスティク映画祭グランプリを受賞しました。

(アボリアッツ国際ファンタステック映画祭とは1973年から1993年までフランスのアボリアッツで開催されたsf,ファンタジー、サイコ、スリラー系の作品からグランプリを選出する映画祭。審査委員は毎年異なるが、スティーヴン・スピルバーグやロバート・デ・ニーロなど錚々たる面々が勤めています。その他受賞作品には「激突!」「マッドマックス2」「ターミネーター」など。結論からすると、かなり面白い映画がグランプリを受賞)

監督は映画「エルム街の悪夢2フレディの復讐」のジャック・ショルダー。

脚本はボブ・ハント。

(実は1987年に大ヒットしたアクションコメディ映画「張り込み」で制作・脚本を担当したジム・カウフの変名。こちらも傑作!)

主演は映画ファンならご存知、カイル・マクラクラン。

(前年1986年公開映画「ブルーベルベット」で映画ファンの間で一躍有名になります。4年後、1990年から放映されたテレビドラマ「ツインピークス」では”クーパー捜査官”を演じ、全米ならず、世界中を熱狂させました)

もう一人の主演は映画「フラッシュダンス」のマイケル・ヌーリー。

(1983年公開映画「フラッシュダンス」は世界中で大ヒット。興行成績は1億ドル以上!)

もう、これで面白くない理由が見つかりません。

(ハードル上げすぎ?)

では、あらすじです。

が、今回はネタバレなし。

なんと、導入部分だけのご紹介です。

sf映画「ヒドゥン」あらすじ

https://youtu.be/_oUe_AtjQXI

ロス市警刑事トム・ベックは、派手なカーチェイスの末、凶悪殺人犯の逮捕に成功する。

ベックは、いくら調査しても犯人のデヴリーズが平凡で大人しい常識人だったという証言しか得られないことに不審を抱く。そんなベックのもとにロイド・ギャラガーと名乗るFBI捜査官が訪ねてくる。

ベックは若いエリート捜査官への反発から、犯人が死亡したことを理由にして、ギャラガー追い返そうとする。
ギャラガーは、これは連続事件で、次の事件がまた起きると予言する。そして、ギャラガーの言う通りに同様の凶悪事件が発生し、犯人は射殺される。

犯人のミラーは、デヴリーズとはまったく交友はなく、唯一の接点はデヴリーズが死亡した病院で同室だったことだった。
ギャラガーは一連の事件はすべて同一犯によるものだと言う。

困惑するベックにギャラガーは”自分は異星人だと告白する”

ロス市警刑事と謎のFBI捜査官が追う犯人とは…

sfカルト映画「ヒドゥン」の魅力

当時日本で公開された時の映画「ヒドゥン」のキャッチ・コピーです。

“「ターミネーター」の恐怖、「エイリアンのショック」、「リーサルウェポンの迫力」

スピード!スリル!アクションsf超大作がこれだ!

(!マーク3連発に嘘はありません)

冒頭のカーチェイスから引き込まれます。

全編、ユーモラスな場面と緊迫した場面をうまく散りばめているのも好感が持てるポイント。

sf映画「ヒドゥン」の監督のジャック・ショルダーは、デビュー作「ジャンク・イン・ザ・ダーク」で鮮烈にデビュー、2作目の映画「エルム街の悪夢フレディの復讐」でミソをつけましたが、この3作目「ヒドゥン」で名誉挽回しました。

(映画「ジャンク・イン・ザ・ダーク」は、とある田舎の精神病院を舞台にしたバイオレンス・ホラー)

余談ですが、第16回アボリアッツ国際ファンタスティク映画祭グランプリは下馬評では、断然「ロボコップ」だったそう。その「ロボコップ」を差し置いてのグランプリ受賞でした。

このsf映画「ヒドゥン」バディムービーとしても、最高です。

(1967年公開「夜の大捜査線」のシドニー・ポワチエとロッド・スタイガーを彷彿させますというと言い過ぎ?)

ラストのオチも筆者好みです。

(見てのお楽しみ)

もし、このsfカルト映画「ヒドゥン」を見て既視感があるとすれば、それはこの映画がカルトだからです。

騙されたと思って、見るべし。

(ナイトメア・シンジ)

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