アニメ映画「AKIRA」は大友克洋が『週間ヤングマガジン』に1982年12月20日号からから1990年6月25日号まで連載した大ヒット同名sf漫画を映画化した作品です。

「AKIRA」は1988年7月16日に劇場公開されました。

監督・脚本は原作者である大友克洋。

大友克洋は1983年に漫画「童夢」で日本SF大賞を受賞。
(筆者も持っております。最初に呼んだ時はその緻密さに衝撃を受けた。筆者の独断ですが、漫画が芸術になった瞬間だと思います。AKIRAの先駆的作品でもあります)

漫画「AKIRA」も第8回講談社漫画賞を受賞してます。

アニメ映画「AKIRA」は上映時間は124分。

では、あらすじを見ていきます。

アニメ映画「AKIRA」あらすじ

1988年7月、関東で「新型爆弾」が使用され、それを引き金に第三次世界大戦が勃発。舞台はその31年後の2019年。オリンピックを翌年に控え、新首都”ネオ東京”では反政府ゲリラが暗躍。
軍部との戦いが続いていた。訓練校生の金田は山形、甲斐、鉄雄といった仲間と共に暴走に明け暮れる日々。ある日、暴走中に鉄雄が軍の施設から脱走した超能力者タカシと衝突し、怪我を負う。
居合わせた金田達も拘束される。金田は留置所で出会ったケイに一目惚れする。鉄雄は軍の超能力の実験体になっていたが、病院から脱走。
徐々に鉄雄は自身の持つ超能力を目覚めさせる。屈折したコンプレックスを持つ鉄雄は、やがて超能力を怒りに任せて振るうようになってしまう。
軍はかって、東京を震撼させた伝説の超能力者”アキラ”に匹敵する能力を持つ鉄雄”を拘束しようとする。金田はケイと共に軍のラボに潜入して鉄雄を救おうとするが、暴走した鉄雄に山形が殺されたことで、金田は鉄雄との対決を決意する。軍をも退けた鉄雄はオリンピック会場で”アキラ”の封印を解くが、そこにあったのは分析のためにバラバラに分解されたホルマリン漬けの”アキラ”の臓器だった。金田はレーザー銃を手に入れ、鉄雄と対決。同時に軍がSOL(対地攻撃用衛星兵器)によるレーザー照射を実行。鉄雄はレーザー照射によって右腕を失うが、超能力でSOLを破壊させ、オリンピック会場に墜落させる。鉄雄は金田のレーザー銃に撃たれたことで肉塊へと変体する。
金田はそこへ導かれた”アキラ”が覚醒、鉄雄がナンバーズと呼ばれる実験体とアキラによって別世界へ運ばれるのを見届ける。
夜が明け、生き延びた金田、ケイ、甲斐はバイクで崩れかけた道路を全速力で飛ばす。空から「僕は、鉄雄…」という鉄雄の声が聞こえ…

https://youtu.be/R81gzaXICjU

アニメ映画「AKIRA」がカルト映画である理由

現在の大人向けアニメが認知されたのは、映画「AKIRA」からだと筆者は考えます。

また、舞台は2019年。
筆者がアニメ映画「AKIRA」についてコレを書いている年です。
大友克洋はな、なんと翌年の東京オリンピックを1988年に予知?していたのです。
(凄い)
カルト映画認定です。

大都会ネオ東京の情景も現在とかなり近い。
(暴走族は少なくなったけど)

アニメ映画「AKIRA」は10億もの制作費をつぎ込んで作られました。
(当時としては破格の制作費。配給収入は7億5000万でした。この点もカルト映画)

漫画が完結するのは、アニメ映画「AKIRA」が完成する2年後。
(「AKIRA」の終わりを原作者自身が構築しているのは珍しい)

大友克洋の絵柄の特徴が生かされている。
(女の子をもう少し、魅力的なデザインというかタッチで描けば良かったのに)

音楽をがいい!
映像にドンピシャです。
カルト映画にふさわしい。
(担当したのは芸能山城組)

1988年には宮崎駿のアニメ映画「となりのトトロ」も公開されています。
こちらも、ある意味カルト映画と言ってもいいかもしれません。

アニメ映画「AKIRA」と「となりのトトロ」
両極端の天才の作品はどちらも国内だけでなく、海外でも評価が高いのは、嬉しい限りです。

どちらを見るかはあなた次第。

筆者なら両方見るけど。

(ナイトメア・シンジ)

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